実は発熱している時は血液がサラサラになります。発熱の一番多いのは風邪などの感染症かと思いますが、そうした時には免疫細胞が早く患部に送り込まれる様に血流が速くなります。同様に炎症がある時も血流が速くなり、患部を速く治そうとします。

一方、特に何でもないのに血流が速くなる例として妊娠期の女性が挙げられます。これは赤ちゃんに血流を送り込んで成長をさせるためではないかと思います。

そういった特別な場合でなく血流が良く、血管の形も良好なときは末梢に栄養が良く届き、良い状態と考えられます。
血管の形が良い状態とは、単位当たりの毛細血管の本数が十分あり、ヘアピンの様に長く適度な太さの血管が多くを占め、なおかつ血管がよく見える状態です。

横向きの血管がたくさん見える時は血液が毛細血管から心臓に戻るまでの間に少し障害がある場合があります。

血管が見えにくい場合は、疲れ、睡眠不足、お酒の飲み過ぎなどのいくつかの原因がありますが、こうした場合は体調を整えて再度観察の機会を持った方が良いでしょう。