血液サラサラとは一体なんでしょうか病気の中で血栓ができやすい方がいます。

具体的には血液成分が固まり易い病気、心臓の働きで血液が固まりやすい状態の病気などいくつかありますが、比較的一般的なのは心房細動です。

心臓には4つの部屋があり、そのうち左心房という部屋が拡張して血液が滞り、血栓ができてしまうのです。原因は僧帽弁という左心房と左心室の間の弁の硬化です。

僧帽弁の硬化により、弁機能が低下することでだんだん左心房に血液が貯まった状態になります。血液が溜まると自然に固まって血栓を形成するのが血液の特徴の1つですのでその血栓が脳に流れて脳梗塞を起こします。

ですから心房細動の方は必ず血栓になりにくいお薬である抗血栓薬を服用する必要があります。

ところが抗血栓薬を飲んでいる方は出血が止まりにくいという副作用がありますので、内視鏡や手術をする場合には注意が必要です。