亜鉛の不足についてご紹介しましょう ゆうやけ整体院
味覚障害や精力減退が亜鉛と関連しているのは比較的有名ですね。
亜鉛が不足すると、味覚障害、皮膚炎、脱毛、貧血、免疫力の低下など、さまざまな症状が現れることがあります。
特に、細胞分裂が盛んな組織(皮膚、粘膜、味蕾など)にトラブルが起きやすくなり、褥瘡(とこずれ)が治りにくい場合、亜鉛が不足している場合がありますので血液中の亜鉛を測定する必要があるのです。
主な症状を挙げていきます
皮膚・粘膜のトラブル
皮膚炎や肌荒れ、口内炎、舌の痛みなど。
脱毛や爪の変形が起こることもあります。
傷の治りが遅くなったり、褥瘡(床ずれ)が悪化しやすくなったりします。
味覚・消化機能の低下
味覚を感じる味蕾細胞の生成に亜鉛が不可欠なため、味覚障害が起こります。
食欲の低下や、慢性的な下痢につながることもあります。
免疫機能の低下
免疫システムが弱まり、風邪などの感染症にかかりやすくなります。
成長・生殖機能への影響
子どもでは発育障害や成長の遅れがみられることがあります。
男性では性機能の低下、妊婦の場合は早産や低体重児のリスクが高まることがあります。
その他の症状
亜鉛が不足することで貧血が起こり、疲れやすさやめまいを感じることもあります。
だるさやイライラなどの精神症状、骨粗しょう症のリスクも指摘されています。
亜鉛が不足する主な原因
摂取不足:偏った食事や、過度なダイエット、菜食主義(ベジタリアン・ビーガン)などにより摂取量が絶対的に不足する。
吸収阻害:穀類や豆類に含まれるフィチン酸、加工食品の添加物(ポリリン酸など)、食物繊維などが亜鉛の吸収を妨げることがありますので食物繊維の摂りすぎも気をつけないといけません。
排泄増加:飲酒により亜鉛の排泄量が増えるほか、発汗量が多い人や特定の薬剤を服用している場合も不足しがちです。
需要増大:妊娠・授乳中、子どもが成長期にある場合など、亜鉛の必要量が増加することがあります。
対策を挙げます
〈食生活の見直し〉
牡蠣や牛肉、豚レバー、大豆製品、ナッツ類など、亜鉛を豊富に含む食品を意識して摂取しましょう。
〈バランスのよい食事〉
特定の食品に偏らず、一汁三菜を意識した食事を心がけ、加工食品の摂りすぎに注意する。
〈飲酒は適量に〉
アルコールは亜鉛の排泄を促すため、飲酒量が多い人は注意が必要です。
〈医師への相談〉
食事療法だけでは改善しない場合や、特定の病気・薬剤が原因となっている場合は、医師に相談して治療やサプリメントの利用を検討しましょう