ミネラルの話 肩こりにも関係します ゆうやけ整体院
肩こりにもミネラルが関係することをご存知ですか。
不足しがちなミネラルとして、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛が特に重要とされています。
ミネラルは体内で合成できないため、食事などからバランスよく摂取する必要があります。
ここではカルシウムのお話をしましょう。
カルシウムは
骨や歯の形成、筋肉の収縮調整、神経の働きを正常に保つといった働きがあります。
私が注目しているのは毛細血管の血流に関係する小型血管と前毛細血管にある括約筋です。
高血圧の薬の中にはカルシウム拮抗剤という薬があり、この作用により括約筋緩むことで血圧が下がり、毛細血管の血流が良くなるのです。
細胞の中のカルシウム代謝は複雑ですのでカルシウムが多すぎても少なすぎてもいけませんが、身体のカルシウムは特に血液中では厳格にコントロールされているのです。
体内のカルシウム濃度が低下すると、骨からカルシウムが溶け出す量が増え、その不足分を補うために腸からのカルシウム吸収がビタミンDの働きによって促進されます。
つまり、不足を感知した体が吸収を増やすというシステムなのです。
カルシウム吸収のメカニズムはビタミンDが働き、骨からの供給があります。
ビタミンDの役割
腸管からカルシウムを吸収するためにはビタミンDが不可欠です。ビタミンDが不足すると、どれだけカルシウムを摂取しても吸収効率が落ちてしまいます。
骨からの供給
食事で摂取したカルシウムが足りない場合、骨に蓄えられているカルシウムが血液中に溶け出し、不足分を補おうとします。
不足時の体の反応
1. 血中カルシウム濃度の低下
食事からのカルシウム摂取が不足し、骨からのカルシウム溶出も十分でない場合、血中のカルシウム濃度が低下します。
2. ビタミンDの活性化
この血中カルシウム濃度低下を感知して、ビタミンDの活性型への変換が促されます。
3. 腸管からの吸収促進
活性型のビタミンDは腸管からのカルシウムの吸収を促進し、血中のカルシウム濃度を正常に保とうとします。
つまりカルシウム不足が直接的な原因で吸収が促進されるというよりは、不足によって血中濃度が下がるため、それを補うべく、活性型ビタミンDを介して腸管からの吸収が促進される、という結果的な関係性です。
カルシウムは乳製品、小魚、大豆製品(豆腐など)、緑黄色野菜に多く含まれます。工夫して摂ってください。