エゴマとはシソ科の植物でゴマ科のゴマとは全く違うものです ゆうやけ整体院
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エゴマはシソ科の植物で、葉や実を食用にするほか、種から「エゴマ油」をとります。
青じそに似ていますが、より丸みを帯びた葉を持ち、独特の香りがあります。
特に、エゴマ油は必須脂肪酸のα-リノレン酸を豊富に含み、生活習慣病や認知症の予防に効果が期待されていることから注目されています。
主な特徴
科: シソ科シソ属の一年草。
原産地: インド、中国、東南アジアなど。
別名: 東北地方では「じゅうねん」、岐阜県では「あぶらえ」など、地域によってさまざまな呼び名があります。
葉: 青じそによく似ていますが、やや厚く、より丸みを帯びているのが特徴です。
実: 油分を豊富に含み、特にα-リノレン酸を多く含みます。
主な用途と利用法
食用:
葉: 韓国料理で焼肉を巻いたり、キムチにしたりして食べられています。
実: 葉と同様に食用になるほか、種から採れる油(エゴマ油)は、ドレッシングや料理に使われます。
油:エゴマの種子から搾られる油で、α-リノレン酸を豊富に含みます。
α-リノレン酸は加熱に弱いため、加熱せずにトッピングとして加えたり、ドレッシングにしたりして、栄養素を損なわずに摂取するのがお
すすめです。
歴史的な利用:
日本では、古くは「荏(え)」と呼ばれ、油料作物として栽培されていました。
かつては菜種油が普及する前、醤油や灯油、塗料(防水用)としても使われていました。
エゴマとゴマの違い
エゴマとゴマは、名前が似ているため混同されがちですが、まったく別の植物です。
科: エゴマはシソ科、ゴマはゴマ科です。
油の成分: エゴマ油にはα-リノレン酸が多く含まれますが、ゴマ油にはリノール酸とオレイン酸が主成分です。
エゴマの効能は、α-リノレン酸による血液の流れを改善し、動脈硬化や生活習慣病を予防すること、抗酸化作用による美肌や生活習慣病予防、そしてアレルギー反応を抑える働きです。
これらの効果は、主に「えごま油」や「えごまの葉」を摂取することで期待できます。
主な効能
血液の流れを改善する:
えごま油に豊富な「α-リノレン酸」は、体内でEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)に変換されます。
これらがコレステロールを排出し、傷ついた血管を修復し、血栓ができにくい状態を作ることで、血流をスムーズにします。
動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞といった血管の病気の予防につながります。
生活習慣病を予防する:
血流改善により、高血圧や糖尿病の予防が期待できます。
α-リノレン酸は、過剰なオメガ6系脂肪酸の働きを抑え、生活習慣病のリスクを軽減します。
えごまの葉に含まれるロスマリン酸には、食後の血糖値の急上昇を抑える働きもあります。
美肌・美容効果:
血流が改善されることで、肌の代謝が助けられ、美肌効果が期待できます。
えごまの葉に含まれるβ-カロテン、ビタミンC、ビタミンEは強い抗酸化作用を持ち、肌のシミやシワを防ぐのに役立ちます。
アレルギーを抑制する:
α-リノレン酸がリノール酸の働きを競合的に抑えることで、アレルギー症状の悪化を防ぐ効果が期待できます。
えごまの葉に含まれるロスマリン酸も、アレルギー反応を抑える作用があると言われています。
脳の健康をサポートする:
脳への血流が良くなることで、神経細胞の活動が活発化します。
DHAは脳の細胞膜を構成する重要な成分であり、脳機能の維持に役立ちます。
認知症の原因とされる神経細胞の死滅を抑制する可能性も研究されています。

