朝に動的ストレッチをすると寝ている間に固まった筋肉と筋膜を緩めます。
動的ストレッチは動きを使ってやるストレッチです。
勢いをつけすぎたり、力を入れすぎると怪我の元ですのでご注意下さい。
寝ている間には筋肉、筋膜を動かしませんので、動的により血流を改善し、筋肉温度を上げ、筋膜の滑走性を改善することが目的です。
以前、ご紹介したアナトミー・トレインの12のラインのうち、バックライン、フロントライン、ラテラルライン、スパイラルラインを意識してやるだけでかなり効果が得られます。
動的ストレッチは体を動かしながら行う、ラジオ体操に代表される動きです。
筋肉を伸ばすだけでなく、関節の動きをスムーズにすることで、可動域を広げます。
また血行を促進し、筋肉を温めることで、運動時の怪我予防やパフォーマンス向上に繋がります。
具体的にはラジオ体操、腕回し、足上げ運動などが挙げられます。
動的ストレッチの種類は2つあります。一つはダイナミックストレッチです。
伸ばしたい筋肉の反対側の筋肉を意識的に収縮させることで、筋肉を伸張させる方法です。
もう一つはバリスティックストレッチといってリズミカルに反動をつけて行うストレッチです。
筋肉を急激に収縮させるスポーツの前に行う場合は注意が必要です。
動的ストレッチの例をご紹介しましょう。
ラジオ体操:
全身を大きく動かすため、動的ストレッチの代表例として知られています。
足上げ運動:
股関節の柔軟性を高めるのに効果的です。
腕回し:
肩関節の可動域を広げます。
ウォーキングやジョギング:
歩きながら、または走りながら、体を大きく動かすことで、全身の筋肉を刺激します。