ヒトは生きていると必ず代謝をしてエネルギーを使います。「どうしておなかがへるのかな」の歌のように喧嘩しても仲良くしていてもお腹は減ります。これはヒトが生きていく上でエネルギーを使う代謝を行わないと維持できないからです。炭水化物、蛋白質、脂質、ビタミン、ミネラルのいずれも必要で、多すぎれば肥満に、少なすぎれば何らかの異常を来します。お腹が減ったら血液中の糖が下がっていますので甘い物を含む炭水化物を摂れば満足しますが、炭水化物ばかりでは栄養が不足します。最近は蛋白質摂取の必要性が広く知られることになり、栄養と言えば蛋白質が最も注目されています。 ところが蛋白質と言っても必須アミノ酸が十分に補われていることが、重要であることを強く訴え実践していたのが三石巌先生です。三石先生は蛋白質の評価をするプロテインスコア、アミノ酸スコアが満点を取っているものに必須ビタミン、抗酸化作用食品を加えて「ヒトフード」と名付けました。私もこれが基本的栄養素として大変優れていると思います。