ミネラル 銅のハナシ ゆうやけ整体院

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銅は体内に約100~150mg含まれるミネラルです。

体内で血液の生成、骨や血管の強化、神経機能の維持、酵素の活性化、メラニン色素の生成など、多岐にわたる重要な役割を果たす必須の微量ミネラルです。

銅の1日あたりの推奨摂取量は、成人男性で0.8mg、成人女性で0.7mgですが、レバーや貝類、ナッツ、豆類など幅広い食品に含まれているため不足する可能性は高くありません。

通常のバランスの取れた食事から十分に摂取できますが、過剰摂取は健康被害につながる可能性があるため注意が必要です。 

銅の主な働きをご紹介します。

①造血機能:

鉄と協力してヘモグロビンを合成し、貧血の予防に不可欠です。 

鉄があっても銅が不足していると赤血球が作れません。

②骨と血管の健康:

コラーゲンやエラスチンの生成を助け、骨や血管の強化に貢献します。 

コラーゲンは骨を維持するのに必要なタンパク質であり骨が強化されなければ、密度が減少し骨折が多くなる「骨粗鬆症」のリスクになります。

エラスチンは血管壁を維持する重要なタンパク質であり老化で減少することが知られています。

血管壁が弱まると「動脈硬化」「動脈瘤」につながります。

③神経機能の維持:

神経伝達物質の産生や神経系の正常な機能維持に関わります。

 ④酵素の活性化:

体内で働く多数の酵素の成分となり、エネルギー生成に関わります。

また、銅は体の中の数多くの酵素となって、活性酸素の除去を行います。

 ⑤髪の健康:

メラニン色素の生成に関わり、髪の毛を健康な黒い状態に保ち、艶を守ります。

 銅を多く含む食品

肉類:特にレバー

魚介類:牡蠣、干しエビ、タコ、カキ

豆類:そら豆種実類:ナッツ類

野菜:ほうれん草、パセリ 

摂取の注意点

亜鉛とのバランス:

銅は亜鉛と拮抗作用があり、過剰な亜鉛は銅の吸収を妨げる可能性があります。

 過剰摂取:

銅は毒性も持っているため、サプリメントなどで過剰に摂取すると、吐き気や嘔吐、下痢などの症状を引き起こすことがあります。 

銅容器への注意:

酸性の食品を銅容器で保存・調理すると、銅が溶け出して中毒の原因となることがあります。